ASUS EeePC や Acer aspire one など、ネットブック(UMPC)と呼ばれる超小型ノートパソコンのカスタマイズ方法を紹介するサイトです。1024×600の解像度に合わせた、オリジナルメニューを配布しています。

WindowsXPを軽量化

まずはバックアップ

ネットブックに限った話ではありませんが、新しいパソコンを買って一番最初にすべきこと、それはバックアップです。いわゆる初期出荷状態のデータを保存しておくのです。そのために、まずはバックアップ専用ソフトを用意します。

初期出荷状態なら製品に付属のリカバリCDを使えばいいんじゃないの?って思う人もいるかもしれませんが、リカバリCDで復旧すると、Windowsの一番最初の入力・設定をまたやらされるハメになりますし、リカバリCDの中にはWindowsが入っているCドライブ以外に、Dドライブなどのデータまで消去してしまうダメダメな仕様のものがあります。(TheURA所有のEeePC 901のリカバリディスクもこの仕様です)

バックアップ専用ソフトの中で一番のお勧めは、ソースネクストが販売している「Acronis TrueImage Personal 2」です。

通常Windowsの入っているCドライブをバックアップしようとすると、なぜかコピーできないファイルがあったりして初心者にはとても難しいのですが、「Acronis TrueImage Peraonal 2」ならWindows上で簡単にでき、しかもホームページを見ながらとか、バックアップ中もパソコンで他の作業をできるという画期的なソフトです。さらに圧縮してバックアップしてくれるので、容量も少なく済み、バックアップ時間も驚くほど速いです。
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このソフトのCD自体が起動可能なディスクになっていて、もしWindowsが起動しなくなった場合でもCDから起動して、Cドライブを復元することができるのです。もしパソコンがウィルスに感染しても、感染前にバックアップをとっていれば、感染前の状態に戻すことができます。体験版ソフトの試用期限が切れたら、インストール前の状態に復元すれば、もう一度体験版をインストールして使えるという裏技なんてのもあったりします。気分はタイムマシンです。

ネットブックには内蔵CDドライブはありませんが、CドライブのバックアップをDドライブやSDカード/USBメモリなどに保存しておけば、Windows上でソフトを実行するだけで、外付けCDドライブを繋がなくてもCドライブを復元できます。特にネットブックを買うような人はCドライブのWindowsXPの軽量化などのカスタマイズに凝って、何度もリカバリすると思いますから、必須のソフトと言えます。

ちなみに「Acronis True Image」自体はAcronis社自身から上位版も発売されており、前回バックアップをとった時から変更のあったファイルだけをバックアップする差分バックアップ機能なんてのがあり高機能ですが、個人使用なら1,980円と安いソースネクスト版で十分でしょう。
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