ASUS EeePC や Acer aspire one など、ネットブック(UMPC)と呼ばれる超小型ノートパソコンのカスタマイズ方法を紹介するサイトです。1024×600の解像度に合わせた、オリジナルメニューを配布しています。

WindowsXPを軽量化

OpenOffice Portable

ネットブックに最初から入っている不要なソフトやデータを削除して、空き容量を増やすテクニックについて紹介していきます。

TheURA所有のEeePC 901には、「Star Suite 8」というソフトが入っています。これは何かというと、MicrosoftOfficeと互換のある、ワープロ・表計算・プレゼンテーションなどのソフトが入った総合ソフトです。Microsoft Office2003に近い使い勝手なので、Microsoft Office2007に馴染めない方は、乗り換えを検討してみる価値はあるかもしれません。元々は4,000円程度でサポート付で販売されていた製品ですが、現在ではGoogleパックに含まれるようになったので無料で入手することができるようになりました。このソフトが、EeePC 901には最初からインストールされており、結構な容量を占有しています。

そこでお勧めなのが、「OpenOffice Portable」です。もともと「StarSuite」は、「OpenOffice」にフォント・文書のサンプルなどをセットにして売られてたものなので、実はソフトの中身はほぼ一緒。余計な付加価値のない「OpenOffice」の方が、容量が少ないのは当たり前の話。しかも「OpenOffice」は、USBメモリなどに入れて使えるPortable版が用意されています。インストールが不要で持ち運びも可能なので、「StarSuite」はアンインストールして、「OpenOfficePortable」に入れ替えてしまいましょう。なお、「StarSuite」をアンインストールしても、付属してたフォントはパソコンに残ったままになるので、「OpenOfficePortable」でも使い続けることができます。

これはつまり、EeePC 901以外のパソコンを使っている人で、MicrosoftOfficeを持っていない人は、GoogleパックのStarSuiteをインストールすれば、本来は有料でしか手に入らないMicrosoftOffice付属フォントが無料で手に入るのです。ちなみにフォントだけが目的ならOffice2007の体験版をインストールすることでも入手可能です。しかもこちらならIME2007がオマケでインストールされ、Office2007体験版をアンインストール後も引き続き使えるようですが、IME2007自体があまり評判が良くありません。


さて、「OpenOfficePortable」ですが、起動時にソフトのロゴ画面が表示されます。MicrosoftOfficeでは表示されないので、この仕様が気に入らない人も多いはず。そこで、起動時のロゴ画面を非表示にする設定を紹介しましょう。

OpenOffice Portable\Other\Source\ の中にある OpenOfficePortable.ini をメモ帳で開き、

 DisableSplashScreen=false → DisableSplashScreen=true

と書き換えて、保存したOpenOfficePortable.ini をOpenOfficePortableフォルダに移動します。

さらに、OpenOffice Portable\App\openoffice\program の中にある soffice.iniをメモ帳で開き、

 Logo=1 → Logo=0

と書き換えて保存します。


これで起動ロゴが表示されなくなるので、ますますWordやExcelと見分けが付かなくなりますよ!お勧めです。
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